お母さんに知ってて欲しい!ゼロ歳からの母乳と離乳食とお口の発達まとめ

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「おぎゃー」と鳴き声
苦労してやっと生まれた我が子

おめでとうございます。

あなたは母になり
初めての子育てが始まります。

右も左もわからず
24時間育児で睡眠不足、
自分の子育ては
あっているのだろうか?

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不安になることも
多くあると思います。

あなたは知っていますか?

歯の生えてない時期からの
口腔ケアが子どもの一生を
左右してしまうほど重要な事。

生まれてから2歳までが
その後の健康な生活をおくるに
とって大切な時期です。

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実際に虫歯が増えて
歯科と関わってくるのが
多くなるのは3歳からですが、

それまでに
①よく噛んで食べることが
できるお口の機能

②規則正しい食習慣

③適切な口腔ケアの習慣
の3つが身につけることが

乳歯だけではなく
永久歯の虫歯や歯周病の
リスクを抑えることにつながります。

特に生後19~31ヶ月が最も虫歯菌が
歯に定着しやすい時期なので、

授乳、糖の摂取、食器などの共有に
注意しなければいけません。

自分が悩まされた歯の痛みを
我が子に味わわせたくはないですよね。

しっかりとした知識を持って
我が子には虫歯・歯周病なく
お口の悩みはゼロにしてあげましょう。

赤ちゃんが生まれた方
またはこれから生まれる予定の方へ

0歳から2歳までの
母乳と離乳食と口腔ケアについて
発達時期別にまとめました。

生後1ヶ月まで(新生児)

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歯はまだ生えていません。

もし歯があれば出生歯・新生歯
という異常な歯なので、
お医者さんに相談しましょう。

反射(刺激に反応した連続した動作)
によりお乳を吸って飲み込みます。

お口のケアで赤ちゃんに
できることはまだありません。
発育を見守りましょう。

やれることとしては、
家族の自分自身の
口腔ケアをしましょう。

虫歯は感染症です。

虫歯菌がいなければ
どんなに歯を磨かなくても
虫歯にはなりません。

家族みんなが虫歯がなければ
リスクは減らすことができます。

虫歯があれば治しておきましょう。

生後2~4ヶ月

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この時期もまだ歯は生えていません。

指しゃぶりが始まるのがこの時期です。

指しゃぶりは運動発達に重要なので
発達の過程として見守りましょう。

反射でお乳を吸いますが、
ある程度反射が収まってくるため
「遊び飲み」が始まります。

遊び飲みは発達の証拠なので、
心配いりません。

反射が収まってきているので
意識がお乳以外にも向かうため

授乳時に眼差しを交わしたり
赤ちゃんに声掛けなど、
コミュニケーションを心がけましょう。

テレビを見ながらや
携帯を操作しながらの
「ながら授乳」は避けましょう。

口腔ケアとしては
何か道具を使って綺麗にする
という概念ではなく、

お口の周りの敏感な部分に
触れられることに慣れるように
スキンシップを取ってください。

機嫌のいい時は指で口の中を
少し触ってみるといいです。
(すぐ反射により舌で押し出されてしまいますが)

歯が生え始めてから急に敏感な
口の中を触られると嫌がりやすいので
今の時期から準備するとよいでしょう。

生後5~6ヶ月

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早い子は下の歯が生え始めます。

口遊びが盛んになり色んなものを
口に入れようとします。

これも発育には重要なので
清潔で安全なものを
準備してあげましょう。

スプーンから離乳食が
食べられるようになる時期です。

○首がすわっている
○口に入ったものを舌で押し出さない
○食べ物に興味を出し食べたそうにしている
○生活リズムが整ってきた

これらのサインが出たら
離乳食を初めてみましょう。

最初はなめらかなペースト状の
お粥や野菜がいいです。

離乳食を与えるときは
スプーンをあまり奥まで
入れないでください。

正しくお口の周りの機能を
発達させるためには、

スプーンを下唇に添えて
上唇がおりてくるのを
待ちましょう。

口腔ケアとしては
ガーゼ磨きを初めてみましょう。

食後にこだわらず
機嫌がいい時に、

指にガーゼを巻き
口の中をささっと拭って
乳歯はつまむように
きれいにしてあげてください。

乳児用ジュースやイオン飲料などは
歯にとっては良いものではないため
習慣にはしないように心掛けてください。

哺乳瓶で長時間飲んでしまうと
虫歯のリスクが格段に上がります。

生後7~8ヶ月

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下だけでなく上の歯も生え始めます。

まだ生えてきてなくても
異常ではありません。

1歳くらいまで生えてこない子も
いるので、生えてこない場合は
ちょっとのんびりさんなんだなと
見守っていてください。

食べ方が舌でと上あごでつぶしながら
食べるようになってきます。

ペースト状から舌でつぶせる硬さに
徐々に変えていきましょう。

スプーンの先端に離乳食を置き
唇を使って取り込もうとする動きが
できるようになります。

発育のためには重要なので
引き続きスプーンは
奥に入れないようにしましょう。

離乳食を食べたあとは
湯冷ましや麦茶などを
飲ませることでお口の中を
きれいに保ちます。

ガーゼ磨きも食後にとらわれず
1日1回はチャレンジしましょう。

生後9~11ヶ月

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奥歯の方に膨らみが
出来始めます。

舌でつぶせないものを
奥の歯茎に乗せて
すりつぶすことを覚えます。

手づかみ食べが始まり
柔らかいものは前歯で
かじり取ることもできるようになります。

歯茎でつぶせる硬さのものに
変えていきましょう。

口腔ケアとしてはガーゼ磨きと
平行して歯ブラシを使ってみましょう。

歯ブラシでしっかり磨こうというよりは
機嫌がいい時に歯ブラシを
慣れさせるというのが目的です。

上唇小帯という唇と歯茎を結ぶ
スジに歯ブラシが当たると
痛みを感じやすいため
注意してください。

糖分の多いジュースは
ダラダラ飲んだり
寝る前に飲むのは
できるだけ避けます。

生後12~14ヶ月

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1歳の誕生日おめでとうございます。

この時には上下で計8本の乳歯が
生えてきています。

おもちゃをかむ噛み遊びが
始まるため安全なおもちゃを
準備してあげてください。

上下の歯を使って噛み切ることが
できるようなります。

手づかみ食べで大きい物を
口に運び適度な量を噛みちぎる
ことを覚えます。

柔らかいものをスティック状にして
手づかみ食べを促してあげると
よいです。

野菜などは歯茎でつぶせる
硬さにして、コロコロとした
少し大きめに切ってあげましょう。

口腔ケアとしてはガーゼ磨きは
卒業して歯ブラシを本格的に
使い始めてください。

軽い力で短期間に行うことを
意識して磨きにくいところから
磨いていきましょう。

食卓を一緒に囲むため
ついやってしまいがちですが、
虫歯菌の伝播をなくすため
食器の共有はさけましょう。

そろそろ卒乳を考える時期です。

歯のことを考えるとこの時期で
卒乳するのがいいですが、

母乳育児の観点からは赤ちゃん
主体での卒乳を推奨しているので
無理にやめさせる必要はありません。

ただ1つ、寝付きの為に
授乳を行っているならば
やめてください。

就寝時に母乳を飲んだまま寝てしまう
子どもは虫歯のリスクが高いという
研究結果が出ています。

昼間良く遊ばせたり、
添い寝してあげたり、
母乳に頼らなくても寝られる
環境づくりをしましょう。

生後15~18ヶ月

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奥歯の乳歯が生え始めます。

前歯で噛み奥歯でつぶすという
機能が段々と身に付いてきます。

手づかみが主体ですが、
スプーンを自分で使いたがる場合は
すくいやすい食べ物に
変えてあげましょう。

間食をし過ぎると、
食事の時食欲がわかず
偏食や食べ方の問題に
つながるので注意してください。

この時期の噛む力の発達は
硬いものが食べられる
ようになるわけではなく、

柔らかく大きなものが
食べられるようになっていくと
いうものなので注意しましょう。

口腔ケアとしては毎日必ず
寝る前や夕食後に歯磨きを
やりましょう。

歯磨きは寝かせ磨きを行います。

膝の上に仰向けに寝かせて
スキンシップをはかったり、
優しく話しかけながら磨いてください。

家族で一緒に歯磨きを行い
それを見せることで
意識付けにつながります。

自分で歯ブラシを持ちたがったら
やらせてみるのもいいです。

しかし、その時は必ず安全のために
座らせて磨くようにしましょう。

甘いものを摂り始めるのが
多くなるのもこの時期です。

間食をしっかり制限し
規則正しい食生活を
身につけましょう。

生後19~24ヶ月

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乳歯が計16本生えてきます。
(あと1本ずつ後ろに生えてきて
乳歯列が完成です。)

食べられるものが増えてきますが、
まだ噛みつぶせてもすりつぶす
ことはできません。

スプーンやフォークを使って
自分で食べるようになるため、

テーブルや椅子の高さを
調節して使いやすいように
してあげましょう。

見よう見まねで食べ方を覚えるため
できるだけ家族と一緒に食事を
とるように心掛けましょう。

この時期はほとんどの子が
卒乳しています。

歯医者としては感染の窓と言われる
この時期の授乳はおすすめしません。

感染の窓とは
虫歯菌がお口に定着しやすい
時期を言います。

生後19~31ヶ月が最も虫歯菌が
歯に定着しやすい時期なので、

授乳、糖の摂取、食器などの共有に
注意しなければいけません。

自分で歯を磨こうとしますが、
立ち上がって転んで事故に
つながる場合があるので
十分注意しましょう。

まとめ

歯が生える前から
口の周りを触ってあげて
慣れさせるのが重要です。

何事も練習から本番に
徐々に移行していくことが
大切ですね。

歯の数とその子の発育状態は
関係性があるため、
まずはお子さんのお口の中の
歯の本数を数えてみましょう。

抜けて生え変わってしまう歯ですが、
お口の周りの機能を発達させるために
とても重要な歯です。

乳歯の虫歯が多ければ
永久歯の虫歯も多くなる
傾向があります。

デンタルIQをあげていき
小さい時から虫歯予防に
気をつけてあげて、

我が子に素敵な笑顔と健康を
授けましょう。

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杉田 大

杉田 大

職業:歯科医師 趣味:バレーボール  大学卒業後診療を続けていく中で、 もっと広く口の中の知識を広めたいとDental IQ Salonを立ち上げる。 知ってて欲しい歯の知識を分かりやすく解説。 デンタルIQを上げて素敵な笑顔と健康を手に入れる記事を執筆中。

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