砂糖は麻薬?知らぬ間に身体を蝕む砂糖との正しい付き合い方

最近「疲れやすい」「イライラする」「顔や足がむくんでしまう」「ぼーとしてしまうことが多い」などの症状はありませんか?

そんな時気分入れ替えやストレス解消ということで「甘いもの」に手を出してしまう方!

・・・

それもしかしたら砂糖の摂りすぎ(砂糖中毒)かもしれません。

白砂糖は甘みを感じやすくするために人工的に糖を小さくしたもの。

小さく吸収が良い分思った以上に摂りすぎて体に負担をかけてしまいます。

 

砂糖で思いつくのが「虫歯」と「糖尿病」

しかし体への害はそれだけではないのです。

 

砂糖と上手に付き合っていくための知っておくべき知識をまとめました。

ぜひ御覧ください。

1日に摂っても良い砂糖の量

理想的な砂糖との付き合い方は、

WHOでは1日に摂る栄養素の比率の10%以下に抑えるのが良いとされています。また5%以下に抑えるとさらに健康増進効果があると言っています。

これは具体的にどのくらいかというと、

10%の基準で平均的な成人で25グラム(ティースプーン6杯程度)と言われています。

5%以下にしようとするとティースプーン3杯以下になるのでかなり意識しないと達成できなさそうですよね。

肥満や虫歯を予防するために、砂糖などの糖類を一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきだとする新指針を発表した。平均的な成人で25グラム(ティースプーン6杯分)程度。従来は10%までと推奨していたが、各種の研究結果から基準を引き下げた。

2015/3/5 日本経済新聞

ただしこれは精製された砂糖のみで、はちみつや果物や牛乳などに含まれている糖分は対象としていません。

身近な砂糖

今の現代社会で砂糖を一切摂取せずに過ごすことは不可能に近いほど難しいです。

外食したらこれにもかってほどに入っています。

中でも特に注意してほしいなと私個人的に思っているものは、

スポーツドリンクなど清涼飲料水です。

ジュースに入っている砂糖の量-笠岡市立市民病院

この量の砂糖がお皿に盛られて「さあ飲んで」と言われて喜んで飲む人は殆どいないと思いますが、

ジュースの恐ろしさはこれを自覚なしに1本飲んでしまうことです。

500mlのペットボトルのジュースを1本飲んだだけでWHOが定める基準をラクラクオーバーしてしまいます。

砂糖中毒につながる第1歩は身の回りのすぐ手の届くところに置いてあるジュースとお菓子です。

砂糖の身体への害

砂糖の過剰摂取の体への害は体を「錆びさせる」ように働きます。

金属が光沢を失い、動きが悪くなり、サビがこびりつき、そして朽ちていくように、体に徐々にダメージを与えていきます。

①細胞を錆びさせる

糖が体内に入り血流に乗って細胞の近くにやってくると、通常では細胞に取り込まれてエネルギーになります。

しかし過剰に糖があると細胞に取り込みが上手くいかなくなってしまい、細胞は周りに十分糖があるのにもかかわらず細胞が栄養不足となってしまいます。

これが糖尿病です。

他のミネラルの取り込み老廃物の排泄機能が低下して、結果細胞が錆びていってしまうのです。

糖尿病の詳しいお話はこちらを御覧ください。


ほっておくと糖尿病に!?7割以上の日本人が知らない意外な原因とは?

②歯を錆びさせる

虫歯の関係はご存知の通りかなり深く関係しています。

虫歯菌の大好物は砂糖なので、砂糖を全く摂取しなければ虫歯のリスクは激減します。

そしてどんなに歯磨きを頑張っていても砂糖を多く取り続ければ虫歯になってしまいます。

歯は一生付き合っていく大切な臓器です。

ぜひ見えにくいところも大切にしてほしいです。

虫歯予防にこちらの記事も参考にしてください。


これでおさらば!痛い虫歯を撃退するお家でできる劇的方法

③内臓を錆びさせる

砂糖はダイレクトに内臓脂肪になりやすいです。

内臓脂肪は臓器の働きを悪くし、知らぬ間にどんどんと体に負荷がかかってしまいます。

中でも肝臓は糖を貯め込む性質があるので、アルコールを飲まないのにもかかわらず、脂肪肝肝炎になってしまう人も近年増えています。

肝臓病の詳しいお話はこちらを御覧ください。


注意!歯周病は万病の元~肝臓病編~

④血管を錆びさせる

血管は体の隅々をつなげる大切な道です。

糖が多いと血液は淀み、巡りが悪くなります。

巡りが悪くなった血管の壁炎症物質がこびり付いてコブを作ります。

これが動脈硬化です。

動脈硬化は生活習慣病の一種で高血圧脳卒中など様々な病気の引き金になってしまいます。

動脈硬化の詳しいお話はこちらを御覧ください。


注意!歯周病は万病の元~動脈硬化編

⑤心臓を錆びさせる

上記の動脈硬化の影響をもろに受けるのは心臓です。

糖の過剰により内臓脂肪を蓄えた心臓は動脈硬化による高血圧で常にストレスをかけられ、徐々に機能が下がっていきます。

そこに急な運動大きな温度変化が来たらどうなるでしょうか?

大切なリズムが乱れて胸が苦しくなるということになってしまいます。

⑥笑顔を錆びさせる

糖が過剰に体内にあり消化排泄できないと、糖は体内の様々なタンパク質と結びつき、糖化という現象を引き起こします。

髪の毛の成分と結びつき糖化、肌のハリ・ツヤのコラーゲンと結びつき糖化・お顔の筋肉と結びつき糖化

糖化が進んでいくことは老化が進んでいくというです。

砂糖を多く摂ることはあなたの素敵な笑顔を老化させてしまうのです。

⑦遺伝子を錆びさせる

年齢とともに増えていく遺伝子の病気はガンが挙げられます。

このがん細胞の大好物と言われていて検査の指標にも使われる物質があります。

それが糖です。

糖が過剰に体内にあると糖尿病により免疫が弱くなります。

免疫の網をかいくぐって大きくなったガンがさらに成長するために糖をドンドンと取り込んでいきます。

糖を摂取するとガンが急激に大きくなったり、転移してしまったりということに繋がる可能性があります。

 

砂糖の体への害をまとめていきましたが、糖は心も蝕んでいってしまう怖い性質を持っています。

砂糖中毒と心の病気

砂糖は依存性があります。

それはアルコール依存症麻薬依存症に凌ぐ程の強力な依存症と言われています。

コカイン中毒になったラットを使ってもサッカリンの方を選ぶという結果が得られました。つまり、この実験結果は、甘味に対する中毒はコカイン中毒よりも勝るということを示しています。

糖質と甘味は中毒になる-なるほど健康塾

砂糖を摂取すると脳内快楽物質であるドーパミンが出ます。

砂糖を継続的に摂取すると、同じ量でも放出されるドーパミンが少なくなっていきます。

そしてドンドンと人は甘いものを求めるようになっていくのです。

 

そして、砂糖は体だけでなくメンタルにも大きく影響します。

砂糖は快楽物質を脳にもたらしますが、それはわずか30分も経たない短い間のみ。

そこからまた摂取する前以上のイライラ集中力散漫耐えられない眠気などの症状に襲われます。

ある海外の医学雑誌の研究ではジャンクフードやお菓子などの糖の摂取し続けることで42%もうつ病のリスクが上がってしまうと言われています。

それだけ感情の起伏はメンタルにも徐々にダメージを与えていってしまいます。

砂糖から脱却!健康的に過ごすためには

ではこういった体や心に良くない影響を与えてしまう砂糖中毒にならないためにはどういったことに気をつけたらいいのでしょうか?

①甘味を遠ざける

まずは手に届くところに甘いものを置いておかないということです。

家や仕事場に口さみしい時に食べるお菓子をストックしていませんか?

砂糖は麻薬よりも強い依存性なのですから並のメンタルの人がそれを目の前にあって食べないようにすることはできません。

目に入らないところに遠ざけることが第1歩です。

②飲み物は甘くないもの

微糖と言われて売っているものは、微という言葉から想像できないほど多くの砂糖が入っています。

「コーヒーはブラック」で「紅茶はお砂糖抜き」で「味つきのお水はジュース」と意識してください。

チビチビ飲みながら何か作業をするのでしたら、絶対に砂糖が入っていないものをおすすめします。

③甘みの教育

三つ子の魂百までという言葉があるように3歳までに形作られた物が一生を左右します。

それは味を感じる味蕾にも言えることで、3歳頃に大きく味覚の形成が進みます。

その時期に味が濃い物砂糖の多いお菓子やジュースに慣れさせると、大人になってからの砂糖中毒のリスクが上がってしまいます。

④調味料にも気をつけて

調味料は砂糖をなるべく気をつけようと思っても、隠れて入っている調味料が多くあります。

ケチャップドレッシング市販のタレなどは隠れて砂糖が多く入っているので、砂糖を少しでも減らしたいと思っている人は気にかけてください。

 

諸外国の取り組み「砂糖税」

こういった砂糖の健康への害と依存性から諸外国では国で対策を行っているところがあります。

その対策とは「砂糖税」です。

砂糖税とは日本には無い税制ですが、糖分を多く含む飲料にはその含まれる量に応じてメーカーや輸入業者などに税金が課せられるというもので、国民の肥満を防ぐ目的の税金です。

諸外国では糖分が多い飲料水を国がコントロールする動きが高まっています。

実施している国や今年実施される国はどんどんと増えてきており、

フランスやポルトガルやスペインの一部地域、イギリスで導入され、東南アジアでもタイとフィリピンでも導入が進んでいます。

日本でも近い将来導入する可能性があり、個人的には国の医療費削減へとつながるこの制度を早めに導入していってほしいと考えています。

まとめ

大事なことは砂糖というものは人類の歴史から考えると新しくできた天然ではない物と認識し、意識的に量を調節して上手く付き合っていかなければならない物であるとまず知ることです。

脳は自然と欲してしまいますから、それをすぐ手に届いてしまうところから遠ざけて、甘い物から意識をそらすことを頑張ってみましょう。

今回は砂糖とその害についてまとめていきました。

今回の記事を読んだことであなたのデンタルIQが上がりましたね。

デンタルIQを上げて素敵な笑顔と健康を手に入れましょう。

The following two tabs change content below.
杉田 大

杉田 大

職業:歯科医師 趣味:バレーボール  大学卒業後診療を続けていく中で、 もっと広く口の中の知識を広めたいとDental IQ Salonを立ち上げる。 知ってて欲しい歯の知識を分かりやすく解説。 デンタルIQを上げて素敵な笑顔と健康を手に入れる記事を執筆中。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ